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​武蔵野大学

都市学研究体

2021年に発足した武蔵野大学 都市学研究体は、都市空間のデザインや都市の形成史、都市環境の理解・解読、まちづくりなどをテーマに研究を展開しています。

「都市学」について

都市をつくり出している物的な「空間」、人々の「生活」、そしてそれらを支えている「仕組み・システム」を理解し、次の時代に向けて各要素の新たなあり方を構想していくこと。それが私たちの基本的な活動のアプローチです。

宮下が学生時代から専攻してきた「都市計画」や「都市デザイン」は、どのような学問領域に属するのか、わが国においては未だに不明確であると言えます。様々な大学で「都市計画論」「都市デザイン論」などの授業が開講され、これらが一つの専門領域として存在しているのは確かですが、「都市計画学」「都市デザイン学」といった学問として構築されていると実感することは少なかったと言えます。

一方、私たちが属している建築デザイン学科は、無論「建築学」を学ぶ場所です。「建築学」。これは既に建築計画、建築史、建築環境、建築構造、建築生産などの分野を内包した一つの学問として成立していることに疑いはないでしょう。では、その建築が集まってできている都市に関する議論はどこに位置づけられるでしょうか。

そこで私たちは大げさにも、「建築学」を学ぶ本学科において、「空間」「生活」「仕組み・システム」のあり方や関係性を扱う都市に関する総合的な学問「都市学」の構築に取り組んでみたいと考えました。

その学問がどのような姿かたちをしたものなのか、今はまだわかりません。しかし、「都市」という誰にでも身近な環境をフィールドにしているからこそ、既存の学問の枠に捕らわれない、自由で開かれた議論を展開していくことができるのではないかという予感を抱いています。

​「研究体」について

1960年代に若手の建築家・研究者によって組織されていた「都市デザイン研究体」は、「研究会」でなく「研究体」としたことに関して、「ここに固定されたメンバーと組織の形態、特定のイデオロギーと行動のスローガンは存在しない。そこにあるのは、星雲状態の運動のエネルギーとその場だけに過ぎない。この場において何をつかみ出し、何をいかなる方法で秩序立てるかは、もっぱら個人に任されている」(『現代の都市デザイン』, 鹿島出版社, p3, 1969)と説明しています。

武蔵野大学都市学研究体の構成メンバーは本学科が設けている「プロジェクト」という科目の履修者を主としており、各自の目的や問題意識に則って参加し、また必要に応じて自由に去ることができる開かれたプラットフォームとなっています。メンバーは都市という環境への好奇心を唯一の共通項として集まり、そこで生み出される「体」の形態は、時と状況によって変化していくのです。

​​宮下 貴裕

 
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​​教員紹介

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​​研究領域

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​​所属学生の研究テーマ

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