2021年度プレゼミの成果発表会を開催し、ゲスト講評者として東京大学先端科学技術研究センターの矢吹剣一先生をお招きしました。
昨年9月にスタートしたプレゼミは、「『都市学』の発見と構築」をテーマとして、来年度卒業研究に取り組むことになる学生達が新宿という街を舞台に自らの好奇心をアカデミックなアプローチを通して膨らませ、一つのスタディとしてまとめる能力を獲得することを目的としています。
10月に実施した街歩きにおける気づきから、関心のあるテーマごとに5つのグループを結成し、新宿の都市形成史、公開空地の現状把握と類型化、歩行者空間のアクティビティ分析、看板をはじめとする景観要素の分析とエリアごとの環境特性把握など、多様なスタディに取り組みました。
初見であったにもかかわらず、矢吹先生には各グループに鋭くも暖かい貴重なアドバイスを多くいただき、学生たちにとっては都市という環境の捉え方や表現の仕方などを改めて考えなおす機会となりました。
今後は発表会での反省を踏まえて各スタディをブラッシュアップさせ、年度末に発行する成果報告書の執筆・編集に取り組んでいきます。
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